です。
独立したいという思いはずーっと昔からあり、1年位前から具体的なことを考えていました。
1年かけて今の会社でやっていることは大体引継ぎができてきたので、最近事業計画を立ててみたりといろいろ考えていました。
で、自分のスキルマップを作ったり、市場と事業と絡めて考えたりして、以下の結論に至りました。
一人で事業をやれるほど、自分にはスキルもコネも資金もない。自分のスキルだけでやっていけそうな事業のアイデアもない。
なんで、起業して会社作ってっていう選択肢は後にすることにしました。
フリーランスでいろんな仕事をしながら見識を広げて仲間も作って、空いてる時間で色々な物作ってという感じ。
それが自分の良いところを活かしつつやっていける最善策なんじゃないかと。
ここで、会社に残るという選択肢もあるかと思いますが、最近の経済状況やニュースを見ていて、フリーでやれる人はどんどん独立すべきだと思ったので、その選択肢はなくなりました。
起点は日本の経済状況です。
アベノミクスで株価が上がっても景気が良くならない。景気とは大衆の気持ちですからね。
マスコミのせいだという人もいますし、もちろんそれもあるとは思いますが、僕は根本的に日本の経営者がビビッているせいだと思うのです。
いくら利益がでようが、他との競争に負けるのが怖くて人件費に回せない。ボーナスでは出せるけど給料には反映できない。できれば内部留保に回したい。
この15年給料はほとんど上がっていないんじゃないでしょうか?僕はバブル崩壊直後の最初の就職氷河期で就職した世代ですが、新入社員当時と今で4割弱増くらいです。一度転職していますが、大体常に好評価をもらってきた30代半ばの人間がその程度の収入しかない(管理職は去年話がありましたが、こういった事情なんで辞退しました)。
長い間日本の経営者は負けが続きすぎて完全に腰が引けているんじゃないかと思うのです。負け癖が付いた人間同士が競争したらどうなるか。お互い攻めずに守り続けますよね。失敗したら内部の敵に即やられますから。
その結果消費者である従業員にお金が回らず、消費は増えない、経済が回らないので景気感もよくならない。
こんな状況にあって、僕は誰かを糾弾してみたところで自体が打開されるとは思えないんです。
だから景気感をつぶす報道をするマスコミや、逃げ腰の経営者、会社を良くしようとしない管理職に文句を言うつもりはありません。
で、僕が考えた、僕らができる日本の経済にとって良いことが「一人でやれるやつは会社を辞める」事です。
優秀な人がどんどんやめていけば会社は人手が足りず何とかして労働力を確保しなければならなくなります。
この時、優秀な人がみんな独立開業していれば従業員として誰かを雇うよりはフリーランスと契約した方が人材の確保をしやすくなります。
理由は有能な人材を確保できる確率が高い事と、従業員は守らなければならないけど、フリーランスに対しては契約書に記載されている事項以上の責任を負う必要がないからです。
すると会社は人件費に対してお金を支払いやすくなります。一過性で責任がないという心理が働きますから、単純に自分たちの事業を回すために必要な能力を持った人材を集めるために必要なお金を使う。ここに市場の原理が働くため、賃上げを渋るという事ができなくなります。
会社に残った人にも変化があります。
ここは賛否が分かれると思いますが、社内の新陳代謝が上がり、正当な競争が始まることになります。今まで狭い社内、課内で比較評価されていたものが、社外の人間を多くチーム内に入れることによってより一般的な範囲での競争へと変化していくことになります。
こうなるとポジショニングがうまく、のらりくらりとやってきた人は今までのやり方が通用しなくなってくることもあるかと思いますが、こういう人はどうなってもうまくやっていくでしょう。
今まで、どうせやっても…と腐ってきた人も、きちんと評価されるようになればやりがいが出てくるのではないでしょうか?
まぁ、そんなことを考えて、とりあえず自分だけでもフリーランスになってみて、どんなもんか感じてみようと思います。
ここに書いた通りのようになるかはわかりませんが、そう思ったんで行動してみることにしました。
何か変化があればまた書くと思います。
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