2013年10月24日木曜日

世界を変えるかも知れないビットコイン

世界では麻薬取引などに使われて問題になっているというビットコイン。

いい機会なので、どういう仕組みなのかちゃんと調べてみました。


ウィキを読んでみてもわけが解らず、ここを含めて色々見てみてやっとどういうものかつかめてきました

http://gigazine.net/news/20131007-what-is-bitcoin/


速い話、miner(マイナー)と呼ばれるプログラムをインストールしたパソコン全体で「銀行」を構成するという思想です。

そしてこのminerはネットワークを通じてつながっている。

そのプログラムはビットコインの適切な総供給量を持っており、世界中のminerがそれを取り合うわけです。おそらくパソコンのスペックが高いほどたくさん取れる仕組みになっているんだと思います。

取ったピットコインが自分の財布(ウォレット)に入ってきます。

ビットコインの取引はどうするのかというと、miner全体で取引(トランザクション)を分散保持します。取引が受け入れられるのに認証があり、それを突破すると取引自体が分散保持され、ビットコインの移動が銀行のような権威を通さずに行われます。

犯罪などで問題になっているのは、この取引を追跡することが仕組み上できないからという事です。


仕組みはざっとこんな感じ。


では何故これが世界を変えるのか?

今の経済は「お金」というシステムの上に成り立っています。

お金はそもそも価値のある金属で作り、政府(銀行)がお墨付きを付けた「硬貨」と、銀行が管理している金への引換券である「紙幣」で成り立っています。現在の紙幣はそれ自体が価値を持っていますが。

ここで注目してほしいのは、どちらも銀行という権威が関わっているという点です。

彼らが管理し、お墨付きを加えるという権力を持っているため、お金のシステムは銀行に支配されています。

世界の貨幣は米ドルを中心に回っています。それを連邦準備制度理事会というアメリカの主要銀行(主にユダヤ財閥系)のお偉いさんたちが集まってコントロールしています。

ビットコインはこの支配から逃れるわけです。

両替所は各貨幣に対して出来始めていますが、そのレートは完全に市場原理。


もしビットコインが主流通貨になるとどうなるか?

まず、既得権益を持っている人が痛い目にあいますね。いちいち取られてた銀行手数料などもなくなり、胸のすく思いですが、良い事ばかりではありません。


今まで市場原理に任せてうまくいかなかった部分を政府や銀行が介入してコントロールしてきました。これがやりにくくなります。レートや利率のコントロールができないので、資金投入等の直接的な手段でしか介入できないはずです。(頭のいい人は何か策を思いつくかもしれませんが)

方やビットコインは天才が作ったアルゴリズムに全てをゆだねています。

しかもそのプログラムコードはオープンソースであり、誰でも見ることができます。

当然ソースコードのコミットに参加できる人は誰でもという訳にはいかないと思いますが、それでも世界の経済をコントロールする権威が経済のプロフェッショナルから天才プログラマーに移るわけです。


はたして今まで以上に社会がうまくいくのか?

アルゴリズムの解析で巨大な不正が可能ではないか?

結局新しい権益が生まれて終わるだけなのでは?



このまま突き進むとは思えませんが、いずれにせよ普及すれば世界に大きく影響すると思われるビットコイン。

要チェックや!


0 件のコメント:

コメントを投稿