2010年9月25日土曜日

X メール 設計思想+前提としてのコンセプトの一部

X メールは、標準 Gmail が複数アカウントを管理できない事や、通知の方法に不満がある事から作成を決意しました。


【前提】
アンドロイド端末はソフトキーのタッチ操作が基本であるため、携帯電話の様な移動媒体の操作を考え、安定感のあるUI設計を心掛けるようにしています。安定感のある横持ちを絶対にするというアイディアもありますが、満員電車の車内で両手が使えない可能性を考慮し、そのアイディアは排除しました。

そのため、当アプリケーションの目指したコンセプトの一つは

「より少ないタッチで機能を発動できる」

という事になっています。


また、スマートフォン黎明期という時代を前提に、フィーチャーフォンからの移植性を考慮し、現在の主力アプリケーションとの差別化を考えました。

具体的には、ターゲットを日本のITリテラシーの高いフロンティアに触発された一般の新しい物好きに設定し、レベルの高い人向けのシンプルなUIに多少の誘導を乗せて、スマートフォンユーザーの拡大を視野に入れています。

そのため、ここで明らかになる商品コンセプトは「上級者でも使える中級者向けアプリ」「フィーチャーフォンでよくつかわれている機能をスマートフォンの世界に混ぜてみる」という事になりました。特に、フィーチャーフォンで出来ていてスマートフォンで出来ない事の実現を考えるようにしています。


【設計思想】
android が標準で持つ Gmail のための機能から切り離して、Gmail の管理を超えて全てのメールアカウントを管理する事を目的として設計されています。


基本機能設計として考えたのがメールサーバーとの通信の部分です。標準 Gmail の持つ同期機能は大変強力ですが、端末メーカーがメールソフトを独自にカスタマイズすることが多く、それぞれの実装に対応する事が困難(全ての端末を手に入れる事の困難)であるため、連携するというアイディアを設計思想の段階で排除しました。

また、同期機能の独自実装も、ユーザーの認知度の低さや、管理の難しさ(メーラーは複数アカウントを管理するという前提に立ち、重みづけなどの管理項目が解りやすい必要がある)から設計思想の段階で却下しています。

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