2013年3月14日木曜日

社畜のイメージ


最近、記事などで社畜について書いているモノを読んでると違和感を覚えます。

社畜って大勢ではどんな意味で使われてるんですかね?


なんか、記事系だと、

「会社の中で上司やルールの中で働く人」

を指しているように感じますが、これって僕は3種類の人がいると思っています



  1. 洗脳的な研修や制度上の理由から、会社に従わざるを得ない日々を送っている人
  2. 長いものにはまかれつつも、その中で創意工夫をして仕事をより良くしている人
  3. 思考回路を停止し、会社の急先鋒となって他の上にたとうとする人

2と3の間に「表面上は長いものにまかれつつも、内面では屈服せず飄々と流している人」もいますが、もはやここまで来ると社畜とは見えないのではずしてます。


これ、全部一緒くたに考えていいんですかね?

僕の中では、侮蔑の意味がこもる社畜としては3番、ブラック企業の話で揶揄や自嘲的に出てくるのは1番かなと思っています。


だからなんか記事読んでて違和感を拭えない、それは違う感じがしちゃうんですよね。


新しくない、比較的大きめの企業って1と2のタイプが混在しているところが非常に多いんじゃないかと思います。現在の日系企業の閉塞感は決して技術的な問題じゃなく、こういった社会風土からの影響が大きいと僕は思うんです。

何がかというと、この風土って理不尽なトップダウンを疑うことなく最優先する組織を構築しますので、(誤解を恐れずに言うと)高度経済成長でさして苦労して来なかった今の経営層くらいの年代の人の頓珍漢な経営施策がまかり通ってしまい、現場全体で必要と感じている何よりも優先してしまうのです。

そして現場で進めたい改革や研究会がおざなりになってしまう。特に推進もされません。なにせ、経営層はそういったことはわかりませんからね。無駄に畑違いの金融系やコンサル系がトップについている企業が多いですから。

これが日系企業の技術革新、優良事業の創出を阻害している一番の原因だと自分は考えています。


これが正しいとは言いませんが、どうせなら社畜という切り口でこういった社会問題を論ずるといった、もっと高尚な記事を書いてお金をとって貰いたいもんです。

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