忘れんようにメモしとこと思いまして。
(ステップ数=ユーザーが携帯を操作する回数)
- 使用頻度の高い機能への到達ステップ数を極限まで減らす。
- ソフトキーの大きさを小さくしすぎない
- ソフトキーの配置を中央にしない
- 異なる機能を発動するソフトキーは近くに置かない
- 移動中に使用する頻度の高い機能は確実かつ少ないステップ数で実現する
- 機能遷移は連想ゲーム
- ハードキーの使用頻度は極力減らす
- リスト画面に EditText を置かない(IMEが開かないように)
- 情報表示画面に EditText を置くときはなるべく下に
うーん、今思い出せるのはこんなもんす。
自分の場合、普段使いながら作ってたんですが、上記の中で重要だなと思ったのが2点
まず、リスト画面に EditText を置かない事。
携帯の画面に対して半分取るでしょ?IMEが。
あれ出てると、なんも見えないんすよ。
せっかくの ListView の爽快感が台無しになっちゃう。
その下の情報表示画面うんぬんも同じで、EditText を上に設置しちゃうと
いきなりIMEが開いちゃって情報が見難くなっちゃうんですよねー。
どうしてもって時は属性でなんとかなったと思うけど、結局使う人は情報を
見た後で機能を使うはずなので、やっぱり下にあるべきなんじゃないかと思います。
あ、リスト画面は下もやめたほうが良いっす。
画面操作中に EditText の編集を始めたらIME出ちゃうんで、もう絶対 ListView の
お世話にならないっていう以外なら避けたほうが良いと思います。
もうひとつがもっと重要で、
「とにかく徹底的にその機能を使うシーンを考える事」
今までのどんなアプリケーションでも考慮する必要のなかった部分を
android 端末では気にしなければならなくなりました。
「ソフトキーは、押し間違える・見てないと押せない・間違って押しても気づきにくい」
ソフトキーメインの端末を使っていると気づくと思いますが、
とにかく揺れとかプチ緊急時に非常に弱いのがタッチ操作。
揺れない環境で使うPCとかは別としても、通常のハードキーの携帯電話でも同じ
ような気がするかもしれませんが、ソフトキー使うと痛感する事があります。
ハードキーの場合、人間かなり触覚に頼って操作してるんですよね。
つまり
「目で目標のキーを定める」
↓
「指でキーに触れターゲットを確認」
↓
「思ったタイミングでキーを押しこむ」
↓
「機能が発動」
とやっていたんですが、ソフトキーになると
「目で目標のキーを定める」
↓
「指でその近辺を触る」
↓
「機能が発動(その旨をバイブで伝えたりもする)」
になってしまったので、着実に目標を捕らえられる状況でないと
操作が難しくなってしまったんです。
車のハンドルの遊びが無くなったのと一緒。
今までのハードキーの携帯では、揺れる環境や緊急時など目を離したときも、
「機能を発動=押し込む」
だったために問題なく使えてたんだなぁと痛感します。
ナガナガと書きましたが、早い話
「落ち着いて使えない時に使いそうな機能は、誤動作させないように設計しろよ」
つーわけです。
まぁ、でもこんな話もごく一部でして、誤動作・UIに関する部分以外でも
アプリケーション設計はシーンを重要視しなければいけないです。
そんなのは昔からではありますが、特にスマートフォンになってくると、
今までのソフトウェアアプリケーションの世界感から考えれば想像を
絶するほどシーンの数が増えているわけで、ここに難しさや無限の可能性、
ひいては面白さがあるのかと思います。
以上、覚書まで。
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